堆肥(たいひ)を原料にした製品開発に取り組む「環境資源応用技術開発研究所」(札幌市西区)が、家庭用の生ごみ堆肥製造機を開発した。できた堆肥は「生ごみの商品化」を目指し、同社が回収して育苗ポットなどに加工する。
「サミット」と名付けた製造機は鉄製で、高さ七十センチ、直径四十センチの円柱形。発酵槽に生ごみを投入し、電動でかき混ぜる。一カ月ほどで堆肥になり、二次処理は必要ない。
生ごみは空気に触れないため、においはほとんどなく、できた堆肥は目が細かく、サラサラなのが特徴。一台六万八千円だが、電気代はタイマーで五分ほどモーターを回すだけなので、月二十円程度で済むという。
高島晃社長が「家庭で良質の堆肥を作れないか」と五年がかりで開発した。庭のない集合住宅などでは、生ごみの使い道がないため、堆肥化が進んでいない。同社は製造機の購入家庭から堆肥を回収し、製品に加工して還元するほか、一般に販売する。
製品は、堆肥で作った花や野菜の育苗ポット(原価で一個五十円程度)か、ポットを使った猫の食用・草栽培セット(同百三十-百五十円)。製造機を購入した家庭がどちらも不要の場合、堆肥を買い上げる。
高島社長は「生ごみ処理は自治体に任せきりという状況を変えたい。家庭からの生ごみ排出をゼロにするために、販売後のサポートに力を入れたい」と話す。ごみ問題に取り組む団体や二家庭以上のグループにはモニターとして貸し出す。
問い合わせは同社(電)613・2333へ。
(北海道新聞より引用)
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