2007年6月15日金曜日

芦別市、三セク債務を19年で返済 32億円 金融機関と調停成立

 芦別市の第三セクター「星の降る里芦別」が八つの金融機関に対し、総額三十億円を超える債務の返済方法見直しを求めていた調停が一日、札幌地裁で成立した。調停によると、清算する同三セクに代わり、損失補償契約を八金融機関と結んでいる市が対象額三十二億四千万円について年利0・5%で十九年の分割返済に応じる。
 市の毎年の返済額は約一億七千万円となる。現行の約定では、債務の大半を占める設備資金借入金の利息は年3-7%に設定されており、今回の調停で0・5%の低利が認められた結果、市の負担は総額十億円以上軽減される計算だ。
 三セク・星の降る里芦別は、一九九七年に破たんして市営公園化されたテーマパーク「カナディアンワールド」の運営会社。これまで同三セクは多額の債務返済について、まず元本分約二十七億四千万円(三月現在)を二○二三年までに完済、その後に利息分の返済方法を協議することで金融機関の同意を得ていた。
 ただ、同三セクの収入は現在ほとんどないため、市が毎年一億円以上を同三セクに貸し付ける形で返済を肩代わりしてきたのが実態。財政悪化で、膨らむ一方の利息分の返済が困難になる恐れがあるため、同三セクは今年二月、返済方法見直しの調停を申し立てていた。
 今回成立した調停によると、まず同三セクは、所有する市営公園を市に一億七千二百万円で売却したうえで清算。この金額を返済原資に充てるほか、林政志市長が個人保証分として二百万円を返済する。残る三十二億四千六百万円について、市は今年九月から十九年間かけて年利0・5%で分割払いする。調停は十四日に開会する芦別市議会の承認を経て発効する。

(北海道新聞より引用)

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